アーユルヴェーダの好転反応とは?デトックスには段階があります

「好転反応」を聞いたことはありますか?

アーユルヴェーダのマッサージを受けると体が毒素を排出しようとします。

少々体がだるくなり、これを「好転反応」と呼ぶのですが、なかなか見極めが難しいものです。

それを今回調べてきましたので、ご説明します。

アーユルヴェーダとは

シロダーラ 料金

アーユルヴェーダは約5000年以上の伝統を持つインドの伝承医学で、スリランカ発祥といわれています。

サンスクリット語で「生命の科学」を意味する世界三大医学の一つで有名です。

日々の生活から健康や若さを保つことを目的とします。

のちの中医学とも密接な関係があり、東洋医学はアーユルヴェーダ抜きに語れません。

アーユルヴェーダの体験はどこでできるか

主にエステサロンやスパなどで受けることができます。

器具にお金がかかるので都会の大きなサロンが多いですが、個人のサロンで受けられることもあります。

本場、スリランカで受けてみるのも最高の自己投資になること間違いないです。

KARUNAは、本場のスリランカやインドから伝承したアーユルヴェーダサロンをしています。

大阪近辺にお住まいの方はぜひ極上のアーユルヴェーダ体験をしてみてください。

アーユルヴェーダの種類は

体にオイルを擦り込むマッサージが多いです。

多くは胡麻油を使いますが、ギーと呼ばれるバターオイルを使うこともあります。

ここではメジャーな2つをあげてみました。

アビヤンガ

全身のマッサージのことで、オイルトリートメントに似ているでしょう。

ゆっくり力をかけながら筋肉をほぐします。

次にご紹介するシロダーラの前に、体を弛緩させる目的で、先にする場合が多いです。

  

シロダーラ

別名「脳のマッサージ」と呼ばれるマッサージ。

上向きになり、額に温かいオイルを垂らしていきます。

あまりに気持ち良すぎてずっとやっていたくなります。

頭全体が次第にほぐれていくのが絶妙です。

 

好転反応とは

アーユルヴェーダ好転反応

アーユルヴェーダだけでなく、鍼灸などでも見られます。

漢方で言う「瞑眩(めんげん)」から派生した言葉だといわれています。

これは、マッサージだけではなく食事でも見られるとも言われていて、体が毒素を排出して回復へ向かう時に起こる特有の反応です。

しかし風邪と見分けがつきにくいのもポイントです。

なぜ好転反応が起こるのか

好転反応 なぜ

溜まっていた毒素が体の中を巡って出ていこうとするために好転反応が起こります。

動きの悪かった臓器が動き出すのがアーユルヴェーダで期待できるところです。

とくにアーユルヴェーダマッサージはエネルギーの体内循環ともいえるでしょう。

好転反応には段階がある

毒素を体外へ排出するためには段階を踏んで副作用のような症状が起こります。

全ての段階を乗り越えた時に初めてアーユルヴェーダの効果を実感することができるでしょう。

①弛緩反応

施術を受けてから、体のアンバランスさを均衡にするため起こります。

筋肉のほぐれによるものだそう。

微熱が出ることがあり、風邪と間違うこともあります。

②過敏反応

血流の流れが原因とも言われています。

痛みや痒みを感じることがあるかもしれません。

また発汗する場合もあるのも特徴です。

③排泄反応

毒素を体外へ出そうとするため、排泄が活性化されます。

皮膚に反応が見られる場合があり、ニキビができるかもしれません。

養生のコツはたくさん水分をとってゆっくり休むことです。

④回復反応

血液の循環が始まります。

稀に吐き気が見られることもありますが、2〜3日程度で良くなるでしょう。

ここを乗り越えるとようやくアーユルヴェーダの効果が見られます。

 

好転反応が出た時の過ごし方

基本は風邪の時と似た養生の仕方をしましょう。

ご飯は小食に、水分を多めに摂り、お酒は控え、よく眠ることです。

まとめ

以上により「好転反応」は毒素を排出しようとする自然な体の反応だということがわかりました。

アーユルヴェーダでは好転反応が見られるマッサージだと言えるでしょう。

好転反応には順番に、弛緩反応、過敏反応、排泄反応、回復反応の4段階があります。

風邪の症状と良く似ていますが、似て非なるもの。回復すると全身が軽くなります。

養生の仕方としては、ご飯は少なめにして水分をよく摂り、よく眠ること。

もし3~4日経っても良くならない場合は医療機関に行くことが大切です。