【保湿だけじゃない!】アーユルヴェーダのオイル活用法で心身ともに健康に生きる
アーユルヴェーダといえば『オイル』を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?
だけど、実際にはオイルにはどのような特徴や効果があるのかよく分からない…
そんな方に向けて、アーユルヴェーダ的オイルの活用方法を解説していきます!
この記事では
・その人それぞれに合ったオイルの選び方
・オイルにブレンドするアロマオイルの紹介
・オイルの活用法
をお伝えします。
どれも誰でも簡単に始められる方法ばかりです。ぜひ日常生活にアーユルヴェーダのオイルを取り入れて日々の生活にうるおいと健康を手に入れましょう。
アーユルヴェーダとは?
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アーユルヴェーダとは世界三大医学の一つで、インド・スリランカで5000年以上前に誕生した伝統医学です。
サンスクリット語で「アーユス(生命)」・「ヴェーダ(科学・知識)」を意味する言葉からその名が付きました。
西洋医学と大きく異なるのは、病気の治療ではなく健康で長生きすることを目的とした『予防医学』であること。
食事療法・瞑想・ヨガ・オイルマッサージなどを日常生活に取り入れて病気を予防し、心身ともに調和の取れた生活を目的としています。
ドーシャとは?3つの生命エネルギー
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アーユルヴェーダでは『ドーシャ』とよばれる3つの体質に分類され、それぞれの体質に合ったライフスタイル(食事法や素材の選び方など)があります。
ドーシャは3つに分類されます。
・ヴァータタイプ(風)
・ピッタタイプ(火)
・カパタイプ(水)
人は生まれつき3つ全てのドーシャを持っています。人それぞれに優位なドーシャが存在しており、どのドーシャが優位になるのかで、その人の体質の違いとして現れます。
3つのエネルギーのバランスが取れている状態が最も理想的とされ、バランスが乱れると心身の不調が現れると言われています。
▼ドーシャの体質を知りたい方は体質診断をご覧ください。
アーユルヴェーダのドーシャ別おすすめオイル
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ここではドーシャ別に、それぞれの体質に合ったオイルを解説します。
さらに体質別にぴったりのアロマオイルもご紹介!
オイルにブレンドして、自分だけのオリジナルオイルを作ってみましょう。
【ヴァータタイプ】ごま油
ヴァータタイプは乾燥・冷たい性質を持つため、うるおいや温める効果の高い『ごま油』がオススメ。
オイルマッサージで使用するごま油は、料理で使われるものではなく無色透明の『太白ごま油』を使用します。
ごま油は体を温める効果が非常に高く、抗酸化作用でアンチエイジングにもピッタリです。
※おすすめアロマオイル(温かい・甘い性質)
オレンジ・シナモン・サンダルウッド・ブラックペッパー・バジル
【ピッタタイプ】ココナッツオイル
ココナッツオイルは体を冷やす性質があるため、熱い性質を持つピッタタイプにぴったりのオイルです。
ピッタタイプは白髪や抜け毛のトラブルが起きやすいので、シャンプー前の頭皮マッサージの使用がおすすめ。
※おすすめアロマオイル(苦い・渋い性質)
ライム・ジャスミン・イランイラン・ラベンダー・クラリセージ
【カパ】コーン油
冷たい性質を持つカパタイプには温める効果の高い『コーン油』がオススメです。
そのほかにも『スイートアーモンドオイル』『ごま油』も推奨されています。
水分を溜めやすく、むくみがちなカパタイプは脚のオイルマッサージで停滞感を改善しましょう。
オイルを使用すると体が重くなると感じる方は、『絹の手袋』でマッサージもおすすめです。
マッサージを続けるうちに、肌がしっとりと柔らかくなるのを実感できます。
※アロマオイル(苦い・辛い性質)
ジンジャー・ユーカリ・タイム・ブラックペッパー・クミン
アーユルヴェーダのオイル活用術
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アーユルヴェーダでは、自宅でも行える手法があります。
どれも手軽にできるのに、効果は非常に高いのでぜひ生活に取り入れてみましょう。
ここでは『オイルマッサージ』と『オイルプリング(うがい)』について解説します。
アーユルヴェーダオイルマッサージ
オイルマッサージだけでも、さまざまな効果が実感できます!
まずは不調を感じる部分を重点的にオイルマッサージしてみるのがおすすめです。
【効果】
・疲労回復
・肌に弾力を与える
・リラクゼーション
・血行促進
・老化防止
・疲労回復
・ホルモンバランスを整える
・睡眠の質改善
【部位別のマッサージ方法】
1.耳のマッサージ
耳のマッサージは血流をUPさせ、自律神経を整える効果があります。
①耳の付け根を人差し指・中指で挟み、上下にさする。
②耳をやさしく引っ張る。耳の上から下まで位置を変えながら数回行う。
2.頭部のマッサージ
頭部マッサージは気が張りやすい人に特に効果が期待できます。
マッサージの後は頭の中がスッキリするのを実感できます。
①生え際から頭頂部まで手ぐしをかけるように少し力を入れながら数回マッサージ。
②頭頂部の真ん中にある「百会(ひゃくえ)」と呼ばれるツボを、ゆっくりと息を吐きながら気持ちの良い強さで数回押す。
3.お腹周りのマッサージ
お腹周りをマッサージすることで、お腹が温まり、胃腸の働きを活発にして便秘や胃腸のトラブルの解決に役立ちます。
①おへそを中心に、時計回りにやさしくマッサージ
②おへそから指4本分下にある「開元(かんげん)」と呼ばれるツボを、ゆっくり・じんわりと押す。
4.目の周りのマッサージ
目の周りのマッサージは眼精疲労や充血に効果があります。
目の周りの皮膚は薄いので、力を入れずにやさしくマッサージしましょう。
①上まぶたの目頭から目尻までくぼみに沿って薬指でやさしく押し、こめかみをじんわり押す。
②下まぶたの目頭から目尻までくぼみに沿って薬指でやさしく押し、こめかみをじんわり押す。
5.足裏マッサージ
足裏マッサージは、全身の冷え・むくみの解消に効果的です。
足裏は「第2の心臓」とも呼ばれ、重要なツボが集中しており全身の健康に役立ちます。
①足指の間に手の指を挟みこみ、前後に数回動かす。
②足裏の指の付け根~かかとまで足裏全体を前後にマッサージする。
6.脚マッサージ
脚全体のマッサージは脚のむくみ対策に最適です。
リンパの流れを良くして老廃物の排出を促します。
①そけい部に沿って指の腹で数回さする。
②特に冷えやすい内ももは、ヒザに向かって老廃物を押し流すように気持ちの良い強さでマッサージする。
アーユルヴェーダのオイルうがい
オイルプリングとよばれる、オイルうがい法です。
口腔内の粘膜からオイルが吸収されることで、シワ改善など嬉しい効果が期待できます。
【効果】
・口臭予防
・白髪改善
・アンチエイジング
・シワ改善
【やり方】
朝起きた後すぐに行うのがオススメです。
眠っている間に溜まった毒素も洗い流してくれます。
①スプーン1杯のオイルを口に含みます。
一般的なうがいとは異なり、ガラガラうがいではなく、口にオイルを含んだままクチュクチュとうがいをします。
②10分程度うがいをしたら、吐き出して終了です。
慣れないうちは、オイルのドロっとした感触が気になるかもしれません。
そんな方は、オイルを吐き出したあと白湯で軽くうがいをするとスッキリします。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
アーユルヴェーダといえば『オイル』と言われるほど代表的な組み合わせです。
今回はオイルマッサージやオイルうがいなど、自宅で手軽に始められる方法をご紹介しました。
アーユルヴェーダのオイル活用は、ストレス解消はもちろん体の不調を改善・予防できるすばらしい方法です!
ぜひ日常生活に取り入れてうるおいと健康な身体を手にいれましょう。
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