ベルガモットオイルは人を癒やす!?効能や効果の解説!

甘く爽やかな柑橘系の香りのエッセンシャルオイル「ベルガモット」

ベルガモットオイルは、リラックス効果が高く、ストレス緩和にも役立つ香りとして広く利用されています。

ベルガモットの果皮は精油やマーマレードの原料、 果汁は健康食品の原料、 果皮と果汁は飼料として利用されます。

また、枝葉と未熟果からはプチグレイン精油を抽出することができます。

ベルガモットの香りは、数々の研究で人の心を癒す効能があることが証明されています。

柑橘系の生産が盛んな南イタリアのカラブリア州にある柑橘精油の調査研究試験所の館長さんは「ベルガモットの木からは6つの宝物が採れる」と絶賛されるほどです。

今回は、この「ベルガモット」の効能や効果、そして、その利用方法についてご紹介させていただきます。

ベルガモットってどんなオイル?効能や効果は?

ベルガモットオイルの効能や効果はどんなものなのでしょうか?

詳しく解説していきます。

ベルガモットの基本知識

ベルガモットオイルは柑橘系の爽やかな香り。

ほとんどの精油と相性が良く、ブレンドしやすいエッセンシャルオイルです。

精油名ベルガモット
学名/科名Citrus bergamia / ミカン科
抽出部位果皮
抽出方法圧搾法、水蒸気蒸留法
産地イタリア、モロッコ、南フランス
香り柑橘系の爽やかさとフローラルな甘さを持った香り
主な成分d-リモネン(~50%)、酢酸リナリル(~40%)、リナロール、サビネンetc
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イライラやストレスなど心への効能

不安や緊張を緩和させるリラックス効果があります。

また、ストレス軽減の効果もあるため 抗不安や抗うつへの効能もあります。

身体に嬉しい消化器系への効能

ベルガモットに含まれる成分リモネンには、消化器系へ働きかけ、消化促進させる効果があるんです。

さらに、肝機能を強化する効果もあり、腎臓の働きをよくします。 

皮膚疾患にも効果あり

ベルガモットには抗菌作用があるので、ニキビ肌など皮膚疾患にも有効です。

また、過剰な皮脂を抑える効果もあるので、実はオイリー肌にも効き目があるんですよ。

普段 使っているクリームや乳液に、ベルガモットオイルを少し混ぜるだけなので簡単に利用できます。

ベルガモットと相性の良い精油は?

どんな精油とブレンドしても問題ないベルガモットオイルですが、 香りと機能性から特に相性の良いものをご紹介します。

香りの相性オレンジなど柑橘系全般、ネロリ、ラベンダー、ジャスミン、ジュニパー
機能性の相性妊娠線予防:イモーテル、ゼラニウム、ラブダナム不眠症:イランイラン、ラベンサラ、ラベンダー

ベルガモットオイルの利用方法

ベルガモットオイル 効能

ベルガモットオイルの様々な活用方法をご紹介します。

アロマスプレー

空間にスプレーしたり、衣類やカーテンにスプレーしたりすると、お部屋に良い香りが広がります。

仕事や勉強などで疲れた時に、アロマスプレーをシュッと一拭きすると、ストレス解消に役立ちます。

芳香剤

アロマディフューザーを使ったり、 アロマストーンに数滴たらしたりして利用します。

実は、お湯を張ったコップにオイルを数滴たらすだけでも香りは十分広がるんですよ。

アロマを本格的に始める前のお試しにおすすめの方法です。

アロマバス

お風呂にベルガモットオイル3滴とキャリアオイル(アーモンドやホホバオイルなど)を小さじ1杯たらしてアロマバスにします。

入浴のリラックス効果と合わせて、日々の疲れを癒してくれます。

ボディケア・ハンドケア・ヘアケア・スキンケア

エッセンシャルオイルを、普段使っているクリームなどに混ぜて利用します。

爽やかな香りを楽しめる上に、殺菌効果でニキビにも効くなんて嬉しいですね。

ベルガモットオイルを利用するときの注意点

ベルガモット精油には、光毒性が強い成分(ベルガプテン)が含まれています。

そのため、皮膚に付着した状態で紫外線にあたると、肌にダメージを与えやすいので紫外線対策が必要です。

また、光感作性もあるため、 光に当たるとアレルギー反応を発生させることも。

人によりますが、濃度によっては皮膚への刺激が強すぎることもあります。

また、敏感肌の方は少量でもNGになる可能性もあるので気をつけましょう。

エッセンシャルオイル「ベルガモット」で手作り消臭スプレー

ベルガモットオイルを使って、お部屋のフレグランススプレーを手作りすることができます。

もちろん、ベルガモットオイル以外の精油でも、同じ方法で作ることができます。

気分によって複数のアロマを使い分けるのも良いですね。

芳香・消臭スプレー(50ml・2%濃度)の作り方

  1. スプレー容器に無水エタノール10ml・オイル20滴を入れて混ぜる
  2. 精製水40mlを加え、さらに混ぜる
  3. 完成(よく振ってから使う)

出来上がったアロマスプレーは冷暗所に保存し、1ヶ月で使い切るようにしましょう。

また、衣類にスプレーする時はシミになる可能性もあります。目立たないところで確認しておくと良いですね。

混ぜた時に白濁したり、熱が生じてしまったりすることもありますが、特に問題ありません。

・アロマスプレーに使える容器

  ポリエチレン(PE)

  ポリプロピレン(PP)

  ポリエチレンテレフタレート(PET)

  高密度ポリエチレン(HDPE)

  ※100均などの安い容器は、精油を入れるのに適していないこともあります

まとめ

ベルガモットオイルは、リラックス効果とストレス軽減など心への効能、また抗菌作用としてニキビ肌にも効果あり。

なかなか利用価値の高い精油でしたね。

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試験前で緊張感やばい!

そんな時には、ベルガモットの香りにふわっと包まれると、す〜っと気持ちが落ち着いてくるかもしれませんね。