ハーブの効果10選!使用するときの注意点も紹介

ハーブの種類は1万を超えるといわれています。料理、園芸、薬用、芳香とさまざまなニーズのあるハーブですが、その効果はどのようなものがあるのでしょうか?

この記事では、手に入りやすい人気のハーブを中心にその効果について紹介しています。
日々の生活にハーブを取り入れたいな、と思っている方はぜひ読んでみてくださいね。

ハーブの効果

ハーブ 効果

ハーブは古くから西洋では「植物療養」、日本では「漢方」としての健康効果で親しまれています。天然成分なので体に優しくじんわりと効果のあるハーブですが、具体的にはどんな効果・効能があるのかご紹介します。

ハーブの効果①美肌

・ヒース
・ラベンダー
・ローズ
・ローズヒップ
・ローズマリー

美肌効果のあるハーブです。これらのハーブはパックやローションとして使用できます。またお洒落なカップに入れたハーブティーにすると、香りも良く見た目も映えるので気分も上がりますよ。

ハーブの効果②アンチエイジング

・ローズマリー
・セージ
・オレガノ
・ジンセン
・ツボグサ

細胞の老化を防止する効果があるとされる抗酸化作用のあるハーブです。特にローズマリーは「若返りのハーブ」と呼ばれるほどの強い作用があると言われています。料理に使えるハーブばかりなので、日々の食事で少しずつ摂取するとアンチエイジングに効果的です。

ハーブの効果③抗炎症・消炎

・カレンデュラ
・カモミール
・セージ
・センテッドゼラニウム
・チコリ
・ローズマリー
・ローズヒップ

抗炎症・消炎効果のあるハーブです。炎症のある部分に塗ると緩やかに炎症が治まりやすいと言われています。アレルギーや肌荒れにも効果があるので、病院で処方されるステロイドなどに抵抗がある方は天然ハーブを試してみましょう。

ハーブの効果④抗ウイルス・殺菌

・タイム
・セージ
・オレガノ

抗ウイルスと消炎作用のあるハーブは、風邪や感染症予防に効果を発揮します。タイムの殺菌効果はハーブの中でもナンバー1で、古代エジプトではミイラの防腐剤として使用されていました。

これらのハーブ水でうがいをすると歯肉炎や口内炎を抑制してくれます。雑菌が原因の水虫にも効果があるのでハーブ水を塗ると少しづつ治まってくるでしょう。

ハーブの効果⑤鎮痛

・シソ
・バジル

鎮痛効果のあるハーブです。これらのハーブを少量摂ることで腹痛、頭痛、胃痙攣、吐き気などを鎮めてくれます。日々の料理に足すと症状が軽快するでしょう。

ハーブの効果⑥鎮静作用

・ペパーミント
・バジル
・ラベンダー

イライラを落ち着かせ心を安定させるなどのストレス緩和効果があるハーブです。ハーブを部屋に飾ったりアロマとして部屋に香りを充満させたりすると、次第に気持ちがリラックスしてきます。

ハーブの効果⑦消化促進

・ディル
・ペパーミント
・フェンネル
・マジョラム
・ヤロウ
・レモンバーべナ
・ローレル

食べ過ぎてしまったり飲み過ぎてしまったり…。

うっかりはしゃいでしまい身体の調子が悪くなり、あとで後悔することもありますよね。

胃腸の調子が悪い時には市販の胃腸薬でも良いですが、体に優しいハーブを摂るのはいかがでしょうか?食後に効果のあるハーブティーを飲むと弱った胃を整えて消化を助けてくれます。肝臓や腎臓の働きを活発にする働きもありますよ。

ハーブの効果⑧疲労回復

・マテ
・オレガノ
・タイム
・レモンバーム
・ローズヒップ
・ローズマリー

上記のハーブには強壮作用があり、心身の疲労に効果があります。

なんだか最近疲れてるな…

そう感じた時にはこれらのハーブティーを試してみるのも良いでしょう。ハーブの成分が疲れた体に元気を与えてくれます。

ハーブの効果⑨集中力アップ

・ローズマリー
・マテ
・ペパーミント

机に向かっているのに集中できずちっとも作業がはかどらない!
そんな時には上記のハーブの力を借りましょう。ハーブの香りを嗅ぐことで、記憶力や集中力を高める効果を持ちます。さっと集中したいときにはストックしておいてすぐに使えるアロマがおすすめです。

ハーブの効果⑩虫除け

・ラベンダー
・ゼラニウム
・レモングラス
・ペパーミント
・シトロネラ

玄関やキッチンのこばえやゴキブリなどの害虫にこれらのハーブの香りが効果的です。これらのハーブをベランダで育てていると虫除けになります。

ドライハーブでも効果があるので、キャンプや釣りなどのアウトドアで利用するのも良いでしょう。良い香りに包まれながら虫除けもできるので一挙両得ですね。なお、虫除け効果はありますが殺虫作用はありません。

ハーブを使用する場合の注意点

ハーブ 効果 注意点

ここまで良いことだらけのハーブですが、実はハーブは1つ間違えると体に悪影響が出ることもあります。ハーブを使用する場合には以下の点に注意しましょう。

基礎疾患のある人

・持病を持っている人
・アレルギーのある人
・妊娠中の人

ハーブの中にはアレルギー症状を起こすものもあります。以下のようなハーブを使用した場合に症状が悪化する可能性があるので注意が必要です。

・レモングラス
・ユーカリ
・リコリス
・ナズナ
・カモミール
・アロエ

この他にも注意が必要なハーブもあるので、基礎疾患のある方はかかりつけの病院などで専門家に相談するようにしましょう。

ペットがいる場合

犬や猫は嗅覚が非常に敏感なので、ハーブの香りが犬や猫にとってストレスになる可能性があります。また、嘔吐や胃腸の不調を引き起こすこともあります。誤って食べてしまう可能性があるので、室内やベランダで栽培している場合は注意が必要です。

一例ですが、以下のようなハーブがペットに危険だといわれています。

【ペットに有害だといわれているハーブ】
・アロエ
・オレガノ
・チャイブ
・カモミール
・ユーカリ
・ゼラニウム
・グレープフルーツ
・レモングラス
・マジョラム
・パセリ
・ミント
・ラベンダー
・レモンバーベナ

過剰摂取に注意

体に良いからと過剰に摂取すると、思わぬ悪影響を及ぼす可能性もあるためおすすめできません。多量のハーブを摂取しても効果が高くなることはないので、適量を守って摂取しましょう。

まとめ

この記事ではハーブの効果について紹介しました。

天然食物のハーブは病院の薬ほどの即効性はないものの、体に優しくじんわりと効いてきます。ハーブはその効能だけでなく香りが良いものが多いため、心身が洗われるような清々しい気持ちになれますよ。

この機会に毎日の生活に少しだけハーブを取り入れてみてはいかがでしょうか?